- 本日のお点前:洗茶巾、平茶碗
- 和菓子:ほうじ茶の羊羹
- 御銘:打水
- まとめ
本日は夏のお点前「洗茶巾(あらいぢゃきん)」をしました。
平茶碗を使用して行う、涼しさを魅せる夏のお点前です。薄茶で行います。
平茶碗に水を7分目ほどまで入れ、濡らした茶巾を水屋にあるように二つ折りに畳んで横側にいれます。
そのうえにいつものように茶筅と茶杓をセットします。
そのほかの準備は運びの薄茶と一緒です。
平茶碗を使用するので、平棗の取り合わせをしないほうがおすすめ。
まずお菓子を客へ出します。
そのあと、水差しを持って入室するときに茶道口で礼。これは最初のお道具で礼ということ。
次に、お茶碗を両手で持って入場します。水が入っているので両手で持つということ。
この後もお水が入っている間はずっと添え手でお茶碗を扱います。
最後に、右手に棗を乗せ、左手に建水を持って入室します。
基本は運びの薄茶のお点前です。
ポイントは、水が入っている間は添え手すること。
あとは釜の蓋を開けたらまず置き柄杓をして、茶巾を絞り、そのあと水を建水へ捨てます。
茶巾を絞る際は、まずお茶碗で軽く絞り、建水の上できちんと絞ります。
力いっぱい絞るというよりは、指先で涼やかに美しく絞ります。
これ以降は運びの薄茶と同じです。
先生の頂き物とのこと。ほうじ茶の味がしっかりしておいしかったです。
羊羹は長いものを切った状態で、切り口が正面になるようまっすぐ置くようです。
とても暑い日で、洗茶巾という涼しさを演出したお点前でしたので
「打水」を選びました。
自分で「打水」と答えたときに、サッと水を道にかけたような涼しさが広がった気がします。
今しかできない季節のお点前、楽しいですね。次に会えるのはまた来年かぁと思うと儚い。
毎年恒例の行事のように、季節のお点前を楽しむのがとても好きです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!