6月のご銘①

さあや

茶道では、茶杓の銘を伺います。

亭主はこれに対し、御銘を答えます。

御銘はいろいろあって何を言えば良いか迷ってしまうことも・・・

今回は、6月に使える御銘を紹介していきます♪

6月のご銘①
  • 雨宿り
  • 紫陽花
  • 蝸牛(かたつむり)
  • 翡翠(かわせみ)
  • 梅雨寒(つゆざむ)
  • 虎が雨(とらがあめ)
  • 川渡り
  • 曾我の雨(そがのあめ)
  • 蛍狩り
  • 蛍舟(ほたるぶね)
  • 蛍籠(ほたるかご)
  • 浮舟(うきふね)
  • 橋姫(はしひめ)
  • 玉藻(たまも)
  • 漁火(いさりび)

※「茶道手帳 令和3年版」淡交社 より引用 https://www.book.tankosha.co.jp/shopdetail/000000001127/12/page1/order/

それでは、それぞれのご銘についてみていきましょう。

雨に関するもの

雨宿り、紫陽花、蝸牛、梅雨寒、虎が雨、曽我の雨など

やはり6月は梅雨の時期。雨に関するご銘が多いですね。

虎が雨・曽我の雨について

俳句の夏の季語に「虎が雨(とらがあめ)」という言葉があるが、旧暦の5月28日に降る雨に後世の人びとが虎御前の悲しみを重ねたものである。この日は曾我兄弟の仇討ち決行の日であり、祐成の命日に当たる。この雨は祐成の死を悲しんだ虎御前の流す涙が雨となって降り注ぐものとされ、曾我の雨、虎が涙ともいう。元来、5月28日には少量でも雨が降ると伝えられており、それに仇討ち決行が大雨の中で行われたこと、曽我物においての虎御前の貞女な様が涙雨を呼び起こすことなどと結び付けられたものと考えられている[6]

Wikipediaより引用

鎌倉時代の仇討ちで亡くなった人の死を悲しむ涙が、後世に季語として言い伝えられているのですね。

翡翠(かわせみ)

翡翠は通年見られますが、水辺にいる様子が涼し気なので夏の季語にあたるそうです。

蛍に関するもの

蛍、蛍狩り、蛍舟、蛍籠など蛍に関するご銘もあります。

蛍は夏の虫。梅雨の前後に出てきて夏の夜を照らしてくれます。

今では残念ながら身近な虫ではありませんが、昔の人は蛍狩りといって蛍の鑑賞を楽しんでいました。

私も昔、蛍を見に行ったことがありますが、あの柔らかな光が舞う様子は本当にきれいで心奪われました。

浮舟

納涼船という言葉があるように、昔から暑い日は涼やかに船の上で過ごすことがありました。

浮舟はまさに川などに浮かぶ舟のことを言います。

橋姫

中でも特に宇治の橋姫が有名。

平家物語での橋姫は恋人とその相手の女への嫉妬から、自ら願って鬼になった女性。

橋姫神社では橋を守る女神として祭られていますが縁切りの神として有名だそうです。

玉藻

藻の美称。よく、玉のような○○というように、美しいことのたとえとして玉が使われます。

漁火

魚をおびき寄せるためにたく火のことを言います。

初夏、火に集まる習性がある烏賊釣の季節には船の漁火が海に浮かびます。

さいごに

6月のご銘をご紹介いたしましたが、いかがでしたか?

いままで知らなかった言葉も、そんな意味があるのかと勉強になりました。

言葉を知っていると、楽しみの幅が広がりますね!

ここまで読んでいただきありがとうございました♪

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