- 本日のお点前:平花月(ひらかげつ)
- 花月とは?
- 花月の進め方
- まとめ
さあや
初めての花月!予習もなしで稽古開始です!
「花月」は、5人1組で行い、亭主と客をくじで決めて行うもの。
折据(おりすえ)というものから1人ずつ木札を引き役割を決めます。
「花」なら亭主。「月」なら正客。「一」「二」「三」は入る順番になります。
「花」が当たればお点前をし、「月」が当たればお茶を飲みます。
「花」も「月」も出なければ点前をすることも、お茶を飲むこともできません。
そんなちょっぴりゲーム要素のある「花月」であります。
まず5人で円になり、順番に折据から木札を引きます。
折据も初めて見るもの。なんだかパックンチョを思い出します。
木札を取ったら伏せて置き、一斉に見て自分の役を言います。
「花」→「月」→「一」→「二」→「三」の順番。
札を戻してお菓子をいただき、スタート。
まず「月」の正客から入ります。そのあと、 「一」→「二」→「三」 と続きます。
花月の醍醐味のひとつはそれぞれの足の運び方。
「月」だけは3歩、他は2歩ずつ進みます。
「花」以外の客が座ったら、「花」も総礼をして入場。
最後に帰る時、一番最初の役の場所へ戻るため、最初の役は覚えておきます。
「花」の点前が始まり、お茶を入れるために茶杓を握ったら合図。
正客から折据を回して木札を引きます。ここで「月」が出れば飲める!
「一」「二」「三」は特になし。「花」は次の点前になります。
これを4回繰り返すのが花月になります。
初めての花月。最初は意味が分からなかったのですが、一度やってみるともっとやりたくなりました!
全体で見ると、くじを引いて同じことを4回繰り返すだけ。
しかし、本人にとっては何の役が当たるかでやることがまったく変わります。
しかも座る場所によって足の運び方や折据の扱い方も変わり、役が当たる順番でもやることが微妙に変わります。
花月の有名な言葉で「花月百遍朧月(かげつひゃっぺんおぼろづき)」という言葉があります。
「花月は100回やっても朧月のようだ」という言葉で、
「100回やってもはっきりとはわからない」そんな花月の難しさ、奥深さを表しています。
花月には、帛紗の扱い、足の運び、点前、折据の扱い、すべてが詰まっています。
そこにくじという不規則性が加わると、より奥深く、難しくなり、楽しいものになります。
さあや
早くあんな風になりたいなぁ。
ここまで読んでいただきありがとうございました♪