さあや
7月のご銘②のご紹介です。
夏を感じる銘。一緒に勉強していきましょう♪
夏を感じる銘。一緒に勉強していきましょう♪
- 団扇(うちわ)
- 夕涼み(ゆうすずみ)
- 宵祭(よいまつり)
- 祭ばやし(まつりばやし)
- 打水(うちみず)
- 花氷(はなこおり)
- 青簾(あおすだれ)
- 蚊遣(かやり)
- 荒磯(あらいそ)
- 富士詣(ふじもうで)
- 風鈴(ふうりん)
- 金魚売(きんぎょうり)
- 浅瀬(あさせ)
- さざ波(さざなみ)
- 涼舟(すずみぶね)
- 木綿たすき(ゆうたすき)
※「茶道手帳 令和3年版」淡交社 より引用 https://www.book.tankosha.co.jp/shopdetail/000000001127/12/page1/order/
さあや
なんだか夏休みを思い出す言葉たちが並びますね。
それでは、それぞれのご銘を見ていきましょう♪
それでは、それぞれのご銘を見ていきましょう♪
涼しさを表す言葉
団扇、夕涼み、打水、花氷、風鈴、涼舟などは、涼しさを感じるためのもの。
花氷とは、中に花を入れて凍らせた氷の柱のこと。今でもときどき見かけますね。
青簾は青竹で編まれた簾のこと。蚊遣は蚊を追い払うために煙をいぶすこと。
夏の日常や縁側で涼む姿が思い浮かびます。
祭関連の言葉
宵祭や祭ばやしでは、赤い提灯やお囃子の音が聞こえてきそうですね。
にぎやかな夏の夜が思い浮かびます。
海の言葉
荒磯、浅瀬、さざ波などは海の様子が浮かびますね。
富士詣
1 陰暦6月1日から21日まで(中心は15日)に富士山に登り、頂上の浅間 (せんげん) 神社に参詣すること。富士参り。《季 夏》「砂走りの夕日となりぬ―/蛇笏」
2 江戸時代、陰暦5月末日・6月1日の両日に、江戸市内などに勧請 (かんじょう) した富士浅間神社に参詣すること。
goo辞典より
富士山への信仰として、富士詣というものが行われていたようです。
この時期の富士参りを富士詣というのは知りませんでした。
木綿たすき
もめんが日本で広まる以前は、木綿のことを「ゆう(ゆふ)」と読んでいました。
この木綿で作ったたすきは白くて清浄なものとされ、神事に奉仕するとき、
肩からかけて袖をたくし上げるのに用いられました。
まとめ
7月になり、だんだんと熱い日も増えてきましたね。
夏が近づくにつれて、涼しさを求める心が現れている銘だったかと思います。
日常のふとした瞬間に涼しさを感じるのも良いですね。
言葉だけでふと涼しさを感じられるのは風流でいいなぁとしみじみします。
ここまで読んでいただきありがとうございました♪