さあや
肌寒く、秋を感じるスタート。
私の稽古は今週もお休みですが、
御銘をご紹介します。
一緒に勉強していきましょう♪
9月のご銘
- 菊重(きくがさね)
- 菊寿(きくじゅ)
- 菊枕(きくまくら)
- 菊供養(きくくよう)
- 白菊(しらぎく)
- 菊慈童(きくじどう)
- 野菊(のぎく)
- 着せ綿(きせわた)
- 菊日和(きくびより)
- 菊の香(きくのか)
- 籬の菊(まがきのきく)
- 葛花(くずはな)
- 尾花(おばな)
- 松琴(しょうきん)
- 聴松(ちょうしょう)
- 吟風(ぎんぷう)
※「茶道手帳 令和3年版」淡交社 より引用 https://www.book.tankosha.co.jp/shopdetail/000000001127/12/page1/order/
さあや
一緒に見ていきましょう。
菊について
さて、なぜこんなに「菊」の言葉が多いのでしょうか。
これは、ただ菊が旬であるだけではありません。
みなさまは「重陽の節句」という言葉を聞いたことはありますか?
実は9月9日は「重陽の節句」という五節句の一つであり、
この「重陽の節句」は「菊の節句」とも呼ばれ、菊酒を飲んだり
栗ご飯を食べて無病息災や長寿を願う節句なのです。
重陽の節句について
重陽の節句の由来について、日比谷花壇のHPから引用します。
「重陽の節句」は平安時代の初めに中国より伝わりました。古来中国では、奇数は縁起が良い「陽数」、偶数は縁起の悪い「陰数」と考えられ、陽数の最大値である「9」が重なる9月9日を「重陽」と呼び、節句の1つとしました。旧暦の9月9日は、現在の10月中旬ごろにあたり、まさに菊が美しく咲く時期です。
菊は「仙境に咲く霊薬」として、邪気を払い長寿の効能があると信じられていました。菊を行事に用いたため重陽の節句は別名「菊の節句」とも呼ばれています。重陽の節句では、菊の香りを移した「菊酒」を飲んで邪気を払い無病息災や長寿を願います。
日本では、平安時代の初めに宮中行事の1つとなり、菊を眺める宴「観菊の宴」が開催されたり菊を用いた厄払いなどが行われたりしました。また、時代とともに菊の風習は庶民の間でも広がり、江戸時代には五節句の1つとして親しまれる行事になっています。
https://www.hibiyakadan.com/lifestyle/z_0064/
今回は9月一週目のご銘をご紹介しました。
重陽の節句らしい、菊にまつわる言葉がたくさん。
今週も稽古はお休みなので、次の稽古が楽しみだなぁ。
ここまで読んでいただきありがとうございました♪