さあや
一緒に勉強していきましょう♪
- 腰蓑(こしみの)
- 水馴棹(みなれざお)
- 鵜飼舟(うかいぶね)
- 川狩(かわがり)
- 編笠(あみがさ)
- 梁(やな)
- 登鮎(のぼりあゆ)
- 虫篝(むしかがり)
- 白糸(しらいと)
- 布引(ぬのひき)
- 瀧津瀬(たきつせ)
- 李(すもも)
- 姫百合(ひめゆり)
- 水明(すいめい)
- 湧泉(ゆうせん)
- 瀬音(せおと)
※「茶道手帳 令和3年版」淡交社 より引用 https://www.book.tankosha.co.jp/shopdetail/000000001127/12/page1/order/
それでは、それぞれのご銘についてみていきましょう。
鵜飼や漁など、川や水辺を連想させる銘が多いですね。

鵜飼といえば、今でも岐阜の長良川の鵜飼漁などが有名ですね。
鵜という鳥を用いて魚をとる漁法を言います。
漁師が身に着けていた腰蓑や編笠なども鵜飼を連想させるのでしょう。
水になじんで使い慣れた棹を水馴棹といい、舟の様子が想像できます。
また、このときに取れる魚が鮎や梁(やな)になります。
特に鮎は、若鮎というお菓子にもなっており、季節を象徴していますね。
夏、田畑の害虫を誘い寄せて焼き殺すためのかがり火。
goo辞書
いずれも糸や布など繊維と思いきや、滝の表現とも思われます。
神戸には布引の滝という滝があり、
百人一首の選者として有名な藤原定家が読んだ歌があります。
「布引の 滝のしらいと なつくれは 絶えすそ人の 山ちたつぬる」

暑い夏に涼しさを感じる、白糸のような細い滝や、布を張ったような布引の滝、
激しく流れる川、滝の急流という意味の瀧津瀬。
滝を思いながら涼しさを感じる銘を選ぶのもいいですね。
すももは今ではプラムとしても流通していますね。甘酸っぱくさわやかな果実です。
夏の花。花色はオレンジ。他のユリに比べてやや小ぶりなことから姫百合と呼ばれるそうです。

いずれもきれいで静かな水が想像されますね。
キラキラと輝く水、静かに湧く泉、川のせせらぎ・・・
想像するだけでマイナスイオンを感じてリラックスできます。

皆様、お気に入りのご銘は見つかりましたか?
私は特に水系のご銘が気に入りました!
美しく透き通った川をイメージしながらお茶を点て、瀬音(せおと)などと言ってみたいものです。
他にはこちらの記事でもご銘を紹介しています。ぜひご参考ください。

ここまで読んでいただきありがとうございました♪